休憩室

 2008年秋に、ポポーをいただきました。割れていないアケビの様な外観です。
南国のフルーツのような強烈な匂いを発しますが、食べてみると美味でした。
インターネットで調べてみると、北米原産のバンレイシ科の植物のようです。
寒さに強く、害虫被害も少ないようですので、種をまいてみることにしました。

 2008年晩秋に、種をプランターに蒔いておいたところ、2009年6月下旬になってようやく発芽しました。茎(幹?)が弱々しいです。

 アサガオなどの様に種が割れて双葉が出るものと思っていましたが、双葉は出ません。
種も割れません。
土から芽を出す際にほとんどの種は外れてしまう様です。
それを知らずに、芽の先端がちぎれてしまったものと勘違いして1本抜いてしまいました。

 2年目がどうなるか、今後のお楽しみです。

平成21年秋に落葉していましたが、平成22年の春になると葉が出てきました。
底が浅いプランターですので、診療所の庭に植え替えることにしました。

植え替えの際に根をいためてしまいました。それでも何とか生き延びているようです。


平成26年6月の状態
山に植え替えをしましたが、ポポーの木や葉は鹿に食べられることなくすくすくと成長しています。
ただし、コガネムシに葉を食べられて、かなり虫食い状になっています。

平成27年4月、一番大きな木に花が咲きました。
手を加えないで放置していたら、5月初めにはすべての花が落下してしまいました。
自然の条件下での受粉は難しいようです。

平成28年4月には、診療所に残しておいた3本の木のうち、1番大きな木に花が咲きました。


今回は試しに綿棒で受粉してみると1花だけ受粉に成功しました。

落下しないかと心配していましたが、9月まで落下せず1つの花から3個の実が発育しました。



9月16日夜、ポポーが1個見当たらないので、木の下を探してみると落下していました。


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